メモ:
『本草弁疑』には「和産のものは、中国からくるものと別物であるが、古くから用いて効果があることが知られていることから、和産を用いても良い・・」と記述、『大和本草』には「ウドの母根をドッカツ、その子をキョウカツとする・・」、『多識編』は「羌活獨活ハ一物ニシテ二種ナリ・・獨活ハ羌活ノ母ナリ・・」等、諸説の羌活は中国産種を主とするが、過去の見解を引きずり、ウドの細い部分の使用を容認し、“唐羌活”“和羌活”として、流通がある。ウドAralia cordata Thunb.は北海道から九州、サハリン、朝鮮半島、中国に分布、山谷に自生、また食用には畑で栽培される多年生草本である。根の株には3~5個の大きな芽が着生し、この芽が伸びて軟化茎となる。茎が長く大きく伸びても軟らかいので、図体が大きくても役に立たぬものの例えに「ウドの大木」と言われる所以である。横切面はやや繊維性、樹脂道による褐色の細点が散在、多くの裂け目がある。生薬は特異のにおいがあり、味はわずかに苦い。内部が充実し、香気の強いものが良い。漢名は土当帰である。体力が中等度の人で、肩、上腕が痛む五十肩などに効果がある漢方方剤に配剤される。