メモ:
『神農本草経』の上品に収載され、「一名“傅致膠”」と称する。陶弘景曰く、東阿(山東省東阿県)に産するから阿膠と名づけたのだ」と記述されている。基原は一般にはロバまたはラバの皮を水で煮詰めて製するとされるが、ロバで製した阿膠は昔から入手が困難で、ウシ、ウマ、ブタの皮の他、ウシ、ブタの、骨、腱、結合組織などから製したものが目立つ。
補血、止血の要薬で貧血症の治療に良い。顔色が青白く、生気がなく、浮腫があり、立ちくらみ、動悸、良く眠れないといった症状、虚血症で動悸、不眠、多夢の症状があり、顔色が青く、手足の冷えがあるとき。月経過多で、月経が早まり、経血の色が淡紅色か鮮紅色で、めまいがして倦怠感がある、慢性気管支炎で、咳嗽が長く止まらず、津液が消耗され、乾いた咳が出て、痰が少なく、喀血があるなどの薬能をもち、これらの症状の伴った漢方薬に配剤して用いられる。